「ザサークル」はFacebookを思わせるSNS会社の話。
エマ・ワトソンはウェイトレスのバイトから憧れの有名SNS会社へ中途採用され、顧客のクレーム対応係になる。
上司からSNSを使って自分の日常を発信するように再三言われる。最初はこれに懐疑的だったが、次第に自らのめり込んでいく。
自ら24時間自分の生活を公開して、隠し事はしないと発表する。
フォロワーは1000万を越える。
最終的には、両親を傷つけ、親友はパパラッチに追いかけられて事故死。
途中から経営陣にたいして、反撃に出て、会社の乗っ取りをしたトムハンクス演じるCEOが失脚になる。
端から見ても、程度はあるが自分のどうでもよい日常のことを発信して、友だちできて、👍️をもらうという流れ自体がバカバカしいとわかる。
自分も散々やってきたんだけど、自分のアクティビティをシェアしなさい!というサークルの上司の言葉を聞くと、なんか違和感あって、嫌な感じしかしない。
ばっかじゃないって感じ。
普通人の単なる自分のアクティビティの発信は自己満足でしかないと思う。
食べた物ばかり載せるのは特にバカじゃないかと思う。リッチなことを見せたいのか、こんな素敵な物食べてんのよと言いたいのか。いずれにしよ自己顕示欲の表れでしょう。
自撮りなんかも慣れちゃうと平気なのかな。
しかも40代50代の男女が、料理や自撮りに👍️してるのもよくわからない。自己顕示欲の具現化したものをお互いに見せ合って、誉め合うわけだわ。
客観的に一歩引けば、どんだけ~だけわかると思う。
いつだったが、年増の女性の自撮り投稿に「かわいいからリクエストしました」というバカ男見ましたよ。よっぽど女との出会いがないんでしょうか。「かわいいです!❤️」「ありがとう❤️」これでwinwin? 気持ちいーなら、それでよいけど、まさに中身のない竹輪会話(笑)
会った時に、さらに盛り上がって「心許し会える友だち」になるんでしょう。SNSは使い方間違うと、まちがいなく知性低下します。
この映画は極端過ぎて、SNS警鐘は通り越してますが、でもSNSの違和感を感じたら、それだけでも意味があるかなと思います。