「劇場版仮面ライダー電王<俺誕生>」のDVDを見た。
友達がくれたのだ!
劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!
/ TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
一言でいうと、
大変よくできている映画でした。
劇場でみたら、もっと感激していた思う。
まず、飽きないし、おもしろい!
ペーソスの入ったセリフがたまに出てくるんだけど、おもしろいです。
江戸時代の忍者がモモタロスを見て「鬼だ!」というセリフが一番私的に受けました!!
(拍手)この脚本家って、絶対このシチュエイションで使いたかったと思うのです。
若干ついていけなくなりそうな程、たくさん仮面ライダーが出てくるけど、
多少の知識でなんとかついていけました。
電ライナーが乗っ取られるのですが、それが時を自由に行き来できるので、いろいろな時代へトリップできる!
ちょうど、子どもが借りてきた、「自然遺産の迷路」という本に出てくる時代がいくつかぴったんこ!で、さらにおもしろさが増す。
自然遺産の迷路 屋久島発世界一周旅行へ
香川 元太郎 / / PHP研究所
ISBN : 4569686451
良質の冒険活劇って感じかな。
恐竜時代とか、西部開拓時代とか、江戸時代とか・・・・
忍者とモモタロスとかが戦っている情景が、新鮮でよかった!
できれば、こういう時代シリーズで他にも電王シリーズ化してみたいな。
時代を駆ける必殺仕事人~仮面ライダー電王!みたいなサブタイトルでね。
良太郎の子ども時代の役の子が、でしゃばっておらず、好感を持てる子でよかった。
同一の時間軸に同じ人は存在できないというのが、私の持っている非科学的な通説だったのだが。
仮面ライダーアギトとか、仮面ライダーfirst等とは、また味が違いました。
テンポがよい。重くない。暗くない。重くないっていうのは、キャラクターがばかっぽいから、軽くなるというだけではなく、「敵を憎め!」とか前面に出していないところ。
そういう重さがあまりない。
敵が悪いから・・戦うとか征伐するというのではなくて、「・・・・するしかないから、・・・する」っていう必然的なストーリー設定がよいのかもしれない。
友情とか勇気とか・・全然押し付けがましくなくて、いいです。それでいて、ラストは少々ジーンときました。次女は、結構めそめそしてたわ。
牙王(悪役)の渡辺裕之も存在感ばっちり!
彼の悪役は見事な抜擢だと思います。普通は悪役は怖い顔や醜い顔って相場が決まっているじゃない。この2枚目を起用しているところも、電王の趣向の一つだと思う。
でも、なぜ、いつも物を食べているのか?
変身のところが、トランスフォーマー張りで、見ごたえがあります。
3人の良太郎がそれぞれのファッションで、それぞれの変身をするんだけど、少し前なら私的に許せない「いい加減な!」変身スタイルなのだが、最近は、こういうのを考え付いたことに拍手を送りたいと思えるようになりました。
それと、変身しようとするときに、敵に邪魔されてなかなか変身できない場面があって、
「変身する時に邪魔するのは、なしだぜ」みたいなことをモモタロスがつぶやくのも笑えた。変身時に攻撃するっていうのは、変身ヒーローもののタブーのひとつだよね。それに触れていたので、非常にうけた!のでした。
CGもかなり見ごたえがあったので、劇場で見たかった!です。