昨日は、午後1時半から、公民館でシネマランドでした
。「なごり雪」見てきました。
で、な・なんと
大林宣彦監督が、ゲストで講演会にやってくる!ということで、締め切り最終日に往復はがきを持参して、申し込みました。
一応定員100名ですが、講義室はほぼ満席。そりゃあ、有名な方がこんなご近所でお目にかかれるなんて、光栄です、というよりミーハーな私です。
会場は、70代くらいの男女がほとんど、見えなかったけど、最前列に高校生くらいの子が二人いたそうで、講演中は、監督のターゲットになっていました。
シネマランドの企画委員の斉藤さんという方が、CM監督?だったらしく(相当その筋では実績のある方とお見受けしました)、大林監督とは、懇意のご様子で(久しぶりの再会を喜んでおられましたが)こんな遠い湘南にまで、いらしていただけたらしいです。
まず、
映画「なごり雪」。そうあのイルカの歌!ってくらいしか知らない。私フォークソングっていう世代じゃあないから・・・もちろん曲は知ってます。それを題材にした映画です。大分の“うすき”という街が舞台で、監督の講演会もどうしてこの映画を撮ることになったのかといういきさつの話が主でした。
映画は思いのほか、よかった!泣いてしまった。みんな泣いてらっしゃいましたよ。
大泣きではなく、涙がそっとこぼれるって感じね。2001年というからそんなに古くはないです。
全国の会場を(映画館ではないそうです)フィルムを持参して上映会を何百箇所も行ってきたそうです。
なんか見終わって、
横山秀夫の「ルパンの消息」的なノスタルジックな後味がなんともよかったです。←これが、大林監督独特とも言えますね。
私が思うに“よき昭和の時代”ですね。そして映像がきれい。
そして、なんとなく、ミステリアス。日本の田舎独特の怖さが、話には関係なくそこはかとなく漂ってます。出演は、三浦友一、べんがる・長澤まさみ・・・ベンガルさんには、食われるね~。
なんかだらしない格好とかも、すごいよね。最後の彼の号泣シーンは私残念ながら、心情を理解しがたかった。
28年前の回想シーンがほとんどで、三浦友一、べんがるの若かりし高校生の頃の役の二人も、素朴で顔が合っていて、すごいなと思った。
日本語がきれいだなと思ったら、そこは、やはり監督が意識して作られたそうです。
あと、興味深かったのは、昔の映画と今の映画の違いのお話、女優さんの育て方のお話、映画の良さのお話、ジョージ・ルーカスのお話、「なごり雪」を作った伊勢さんのお話、などなど盛りだくさんでした。
講演は1時間くらいかなと思ったら、予定より延長してしまったらしく、
なんと2時間もお話いただきました。実は一晩中でもお話される方だそうです。
この映画のプロデューサーは、監督の奥様がなさっているとのことで、いつも映画はお二人でつくられるそうです。すごいですね。公民館にも同席されていたようです。最後にお話終わって、退席されるとき、列のはじに座っていたので、握手していただきました!機会があったら、ぜひご欄になってください。「22歳の別れ」というの映画も撮っていてDVDでているそうです。
帰りは5時半で、母に大目玉!でした。