昨夏も訪れたのですが、三年坂などへ行く途中にあり、なんとなくこのお寺が気に入っているので、また寄ってしまいました。
バスで知恩院前で下車してすぐですが、すぐとも言えません。
作夏は工事中でしたが、今年は、きれいになっていました。
知恩院の敷地に入ってから、山門までが、2,3百メートルくらいかな・・・。
空腹の炎天下では、本当に、遠かった。きつかった。
励ましあって、山門到着。この山門は国宝!ものすごい迫力で、荘厳ですね。
男坂を行くか、女坂を行くか・・・、お寺参りと言うのは、修行のうち??!
ということで、もちろん男坂をあがりました。一段が高くて、これもしんどい。
休憩所でほっと息。子供はいきなり、アイスです。じゃないと、この先歩かないからね。
私は休憩所(土産処)で、涼みました。お隣で、ピノ(抹茶味)を食べている外人の女性がいたので、話しかけてみました。
この方は、スイスの人で、お兄さんが東京にいるので、そこへ遊びに来たそうです。
数日一人で京都に観光に来たそうで、三十三間堂を回ってきたとのことでした。
法然上人に800年大遠忌法要は、震災で延期されて秋になるそうです。
中心の御影堂では、夏休みなので、なんとか運動の子供たちで一杯でお経中でした。
堂を一周まわっていると、袈裟をきた子供たちや大人たちがでてきて、(檀家さんかな)阿弥陀堂の方へ集合して、なにやら儀式が始まりました。私たちは、外から立ったまま、覗いていました。
知恩院のお坊サンたちがゾクゾク集まりだして、最後には、頭に縦に長い帽子をかぶったご年配の僧侶が登場されました。袈裟の色もオレンジで、他の僧侶とは、違う。この帽子は、一番位が高い人がお被りになるやつではないだろうか。
と言うことは、知恩院で一番位の高い方?わぁ、すごい!
阿弥陀堂は、お経を読むの低い声で「南無阿弥陀仏」がひたすら唱えられていましたが、阿弥陀堂の天井をみながら、この体を震わせるような声に身を任せるかのようにしていると、なにか、空気と一体化して、同化しそうになりました。宇宙の真理に近づけたかも・・・。
うちは、真言宗なので、浄土宗のお経とは、違いますが、阿弥陀仏もいいなあと思いました。
とても短い間でしたが、何千にもわたって、続いてきた仏教の力、昔のの人がすがった宗教心みたいなものがわかりかけた気がしました。貴重な経験でした。
しかし、子連れなので、そこは、悲しいところ。
「もう行こうよ」という声に促され、そこを離れました。
機会に恵まれたら、非公開の秘仏や国宝などを拝んでみたいです。