1年間見た大河ドラマ「龍馬伝」が今日最終回を迎えた。
いつ頃暗殺シーンが来るのかな・・とちょっとドキドキでした。
近江屋跡には、夏に娘たちと行ってきたばかりだったし・・・・。
最終回の感想は・・・私の場合は「今ひとつ!」
まず、
襲撃後のシーンがあのカメラアングルだとは予想していなかった。
龍馬の背後の肩よりだった。なぜ?もしかして、血などがグロテスクに見えてしまうから、わざとはずしてあのアングルにしたのかとも思ったけど、視聴者としては、やや違和感を覚えた角度だったと私は思う。
最後に倒れこむあたりから、正面にカメラが回ったが、特に頭のキズがえげつなく描写してあるわけでもなかった。
一番
腑に落ちなかったのは、襲撃後、ほぼ即死状態といわれていた龍馬がかなり話していたこと。龍馬は脳天をやられたはずで、「わしは、脳をやられたから、もうだめじゃ」のようなことをつぶやいた程度だったらしい。
当日龍馬は風邪をひいていたとか、軍鶏を買いに行かせたことなどは、史実にあっているようなので、ある程度話を知っている者にとっては、この違う展開はやや惜しい。やはり違和感を感じた。
中岡慎太郎は、重傷で、その後2日ほどで息絶えたそうだ。
これらの違和感のせいで、自分的には感動が半減してしまったわけです。
よく福山さんが、筋が違っていなければ、多少セリフの自由があるというようなことを言っておられるが、今回もそうなのかしら・・・・。
市川亀次郎さん演じる今井の凄みは非常に際立っていたし、襲撃の瞬間の迫力(画面は暗くてほとんど見えなかったが)はすごく、本当に人が刀で襲撃されたような重い感がした。見回り組の人たちの人相というか凄みが、恐怖感を加えたが、一応自分達が龍馬を狙う気持ちを吐露していた。あれは、特になくてもよかったかもしれない。多くの人が龍馬を狙っていたのだし、弥太郎を使って、見回り組の心中を言わせなくてもと、思う。
そして、
やはり龍馬の最後は、言葉すくなに終わってもよかったのではないだだろうか。
最終回は、前半もほぼ、龍馬はしゃべりっぱなしという感があったし・・・。
今回は、最終回ということもあって、見る側(私)がやや緊張気味ではあったが、やや期待はずれでした。
冒頭、武市さん率いる土佐勤皇党の面々が出現していて、長女は、これは夢のシーンか天国のシーン?と聞いてきた。夢のシーンだったが、天国のシーンとも言えるかもしれない。
最終回でよかったのは、新撰組の近藤勇と中岡慎太郎のシーン。
いつも自信ありげで憎憎しげな近藤勇に「わからん」と言わしめたシーンは、ジーンときた。(これが史実がどうかはわからんですが)
それと、子供達も同じ感想だが、西郷さんや木戸さんたちの行く末、決断、それらも1年間の視聴者としては、普通にストーリー的にこれからどうなるか知りたい。
「龍馬がいく」でも、龍馬が死んで話は終わるのだが、2年後でもいいが、この幕末から明治維新の話の続きをやってほしい、でないと、
背中がむずむずしたままぜよ。
弥太郎の死に方というのが、なぜベッドに横たわった状態の悶死しているような表情なのか・・・。
史実だとしても、なんだかふさわしくないような気がした。
ただ、没年だけ出せばよかろうに。
それと、今日はオープニング曲がなかった。出演者等が最後に出るのはよそうできたが、最終回でもこのオープニング曲は聴きたかった。龍馬伝紀行は割愛しても、最後はこの曲で締めてほしかった。
お龍と乙女ねえさんたちのシーンもなくてもよかったのでは?あれをいれるなら、西郷さんや木戸さんや勝海舟たちが龍馬の死を知った様子などをいれてほしかった。史実を探しても、エピソードはいくつもあっただろうに。
この点も物足りなかったので、you tubeでオープニング曲を聴いた。
批判はやすし、作るはむずかし。さりとて、わが身は一視聴者なり。
By はなまり
ということで、辛らつな感想もお許しを。
感想は早い内にと思って、書いてしまったが、2回目に見たら、また違ってみえるかもしれない。
1年間、龍馬伝を楽しませていただき、ありがとうございました。(誰にお礼?!)
私の1年もほぼ終わったような気がします。