火花

「親鸞」のあと、読みました。図書コーナーにあったので、ついでに借りました。

火花

又吉 直樹/文藝春秋

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少し古くなりましたが、話題の又吉のです。

売れない芸人たちの話でした。
売れていない若手芸人の主人公と彼が尊敬するやはり売れない先輩芸人神谷の話です。

おそらく又吉と思われる主人公からみた神谷について、ひたすら綴ってあります。

特におもしろいストーリー展開でもなく、淡々と神谷との日々が書いてあります。
こういう話が好きかといえば、私は好きではありません。

ただ、神谷と言う人の行く末が気になって、最後まで読んだ感じです。
又吉の筆力はどうかといえば、珍しい世界の話だから・・・とか言い訳も思いつきますが、ちょっと常人離れしたものの見方、
神谷という人の描き方は、なかなか真似できるものではないかなと、読んでいくうちに感心しました。

なので、ストーリーとしては、お薦めする点はないが、又吉の書いた文章というものはこういう感じか!と知る上では、そこそこ価値があったと思います。
もう一つ言えば、私の年代です。
もう少し若い人ならば、この世の矛盾とか、日々の葛藤とか・・・そういうものを共感できたり、認知できたりできたかもしれません。

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by 870498paqpaq | 2016-11-06 21:37 | 本の感想